京都大学人文科学研究所准教授
宗教実践や環境運動をテーマに、アフリカのタンザニアとガーナ、南インドのマンガルールで人類学的フィールドワークを行う。
主な研究テーマは憑依・呪術・儀礼をはじめとする人々の宗教実践で、これと関連して①村落社会における土地制度と母系制、②宗教実践と交易・商業との関係、③儀礼における身体性とパースペクティヴィティ、④神霊祭祀と環境運動、大規模開発の関係、⑤人間と非人間の社会的なインタラクション等のテーマについても調査研究を進める。主な著書に『環世界の人類学』(京都大学学術出版会)、『めぐりながれるものの人類学』(青土社)など。 第14回日本学術振興会賞受賞、第10回京都大学たちばな賞受賞。